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子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡とは!オススメの天体望遠鏡は?
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コーナンなどのホームセンターなどやイトーヨーカドーなどで
格安で倍率の高い天体望遠鏡が販売されているのをみかけます。
このため、子供のためにと購入しがちです。
しかし、このような天体望遠鏡は、子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡なんです。
なぜかというと、
夜空の星をみてみると見えるにはみえますが、
全体的に、ぼやけてみえます。
倍率も高いのになぜかとおもってしまいますが、
実は、天体望遠鏡を購入するときの判断基準は、
倍率ではなくて、分解能がどれぐらいあるかが重要な要素の一つなんです。
そこで、オススメの天体望遠鏡はというと、ビクセン ポルタII A80Mfです。
詳しくは→ビクセン ポルタII A80Mf
子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡とは!
子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡とは、倍率の高い、廉価な天体望遠鏡です。
何故なら、天体望遠鏡で重要な要素は、倍率ではなく、分解能という数値です。
分解能が低く、高倍率の天体望遠鏡と分解能が高く、低倍率の天体望遠鏡を比較すると
圧倒的に倍率が低くても
分解能が高い天体望遠鏡が鮮明に星空を観察することができます。
それほど、分解能というものが意味をもってきます。
当たり前ですが、一般的に分解能が高くなるにしたがって、
天体望遠鏡の値段も高価になってきます。
だから、ホームセンターなどでは、
子供や初心者が、買いやすいように
低分解能で高倍率の安い天体望遠鏡を販売しているのです。
ついつい、倍率に目がいってしまいまちですが、廉価な天体望遠鏡は、
子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡なんです。
天体望遠鏡を購入するのなら、3万円以上の天体望遠鏡が良い!
それでは、オススメの天体望遠鏡とは?
オススメの天体望遠鏡は、ビクセン ポルタII A80Mfは屈折式天体望遠鏡で、子供や初心者の星空観察入門機として最適なんです!
その理由は、
・ 経緯台が非常に使いやすいことで、長時間の星座の観察がしやすいこと。
・ ポルタII A80Mfの天体望遠鏡だとかなり長い期間使えること
そのわけは、更に、高級な天体望遠鏡を購入したとしても、
サブ機として使えるメリットがあり、使い捨てにならず、
長い目でみるとコスパも悪くないと思います。
ポルタII A80Mfに関する個々の仕様
ポルタII A80Mfに関する個々の仕様について下図を参考に説明していきますね。
参照元:屈折式天体望遠鏡の概略図 ビクセン ホームページ
対物レンズ有効径 80mm/アクロマート、マルチコート
対物レンズは、星座などを直接みるためのレンズで、
アクロマートは、多くのレンズで使われる一般的なレンズと言えます。
特に、星座や惑星をみるのに十分なレンズです。
対物レンズ有効径 80mmは、有効径として十分すぎるレベル。
・ 焦点距離(口径比F) 910mm(F11.4)
・ 分解能/極限等級 1.45秒・11.3等星
・ 集光力 肉眼の131倍
・ サイズ/重さ 長さ860mm、外径90mm/3.3kg(本体2.5kg)
ファインダー 6倍30mm 実視界7度
ファインダーとは、天体を探す際に使用するミニ望遠鏡です。
ファインダー6倍30mmは、多少、物足りないかも知れません。
もちろん、木星や土星を見つけるには、十分です。
接眼レンズ (31.7mm径)
接眼レンズとは天体望遠鏡の目に接する側に取り付けるレンズのこと。アイピースとも言います。
・ PL20mm(46倍、実視界64分)
・ PL6.3mm(144倍、実視界22分)
PL20mmは、お子さんでも扱いやすい倍率の接眼レンズです。
PL6.3mmは、倍率がかなり高くなるので、惑星や星座観察には、難しいかもしれません。
とにかく、想像以上に、接眼レンズから惑星や星座が移動してしまい、見失う可能性が高いです。
最初の段階では、PL20mmで木星や土星などの惑星観察を楽しみましょう。
木星の縞模様や4つの衛星も見ることができます。
次の段階では、この天体望遠鏡には付属していませんが、PL10mmが良いと思います。
この接眼レンズで十分楽しめます。
とにかく、倍率を上げたくなる気持ちが先行しますが、ここは、PL10mmまでの接眼レンズで、色々な星座を観察するのがオススメです。
また、木星などの惑星ではなく、冬の代名詞となっているオリオン座(星雲)は、倍率が30倍までが良いとされています。
つまり、惑星や星座は、倍率が高いほど大きく見えます。
その一方で、星雲は、倍率が低く口径が大きいほうが良いことになります。
この点では、ポルタII A80Mfは、どちらかというと、惑星や星雲以外の星の観察に向いていると思います。
その理由は、星雲は、ガスのような集合体で、明るくなく、かつ、大きいということです。
なので、低倍率で、明るさを高められる口径の大きい天体望遠鏡がむいています。
架台タイプ ポルタII経緯台とは?
架台タイプ ポルタII経緯台の仕様
・ 上下、水平動 ウォーム全周微動、
・ 上下水平微動ハンドル付、
・ 上下左右フリーストップ、
・ 固さ調整機構付
・ 鏡筒着脱 アタッチメント着脱方式(鏡筒落下防止ネジ付)
・ 搭載可能重量 約5kg
・ 重さ 5.7kg(三脚含む)
この、ポルタII経緯台は、惑星などを補足し続けることが容易なので、
非常に扱いやすいです。
一度、惑星をとらえると、高倍率の接眼レンズを使用しない限り、お子さんも、惑星などを見失うことはないでしょう。
しかも、楽に微調整ができ惑星などの動きに追従できる操作性が魅力です!
購入価格は?
価格面からみると5万円代なかばと多少高め。
屈折式天体望遠鏡、架台、3脚とそろっているので、そのままで、天体観察ができてしまいます。
詳しくは→ビクセン ポルタII A80Mf
さて、そんな惑星などを観察する天体望遠鏡ですが、天体望遠鏡の説明をしておきますね。
天体望遠鏡には、大きく分けて2種類ある!
天体望遠鏡には、大まかですが、屈折式天体望遠鏡と反射式天体望遠鏡があります。
・ 取り扱いやすさの点では、屈折式天体望遠鏡です。
屈折式天体望遠鏡とは
屈折式天体望遠鏡は、そのままで、
見たい天体に向ければ、あとは、焦点を合わすだけで、
惑星などを観察することができるので、
子供や初心者にとっても扱いやすいです。
屈折式天体望遠鏡は、
口径のサイズで、倍率と明るさが決まります。
参照元:ビクセン ホームページ
初心者や子供には、口径が70mm以上がふさわしいでしょう。
50mmでは、明るさも低すぎると思います。よく、安く売っているのが、30mmから50mmです。
間違ってもこのサイズは、購入しないようにしましょう!
さて、屈折式天体望遠鏡は、天体観測がしやすいのですが、
レンズのサイズを大きくするのに限界があります。
レンズを大きくすればするほど、
・ 鏡筒という筒の長さが長くなってしまい、扱いに困るのと
・ 天体望遠鏡の値段が高くなってしまいます。
・ 重量も10kg以上と重くなってきます。
反射式天体望遠鏡とは?
反射式天体望遠鏡は、文字通り、惑星などを鏡に反射させて、その像を見る方法です。
このため、目的の惑星などに天体望遠鏡を合わせるのが、難しいので、
反射式天体望遠鏡には、
目的の惑星などを見つけるための
小さな屈折望遠鏡が取り付けられるようになっています。
もちろん、屈折式天体望遠鏡にもついています。
下図のように口径は、屈折式に比べて大きいです。
値段も安いものがあります。
特に、ケンコーの反射式天体望遠鏡は安いですが、
鮮明な画像にはなりません。
150mmで鏡筒本体のみですが、
3万円台で購入することもできます。
実際に、実物をみると、屈折式天体望遠鏡よりはるかに大きいので、これが良いと考えてしまうかもしれません!
しかし、子供のために購入して、
がっかりという結果になるので、やめたほうが良いと思います。
子供や初心者の入門機としてもふさわしくないでしょう。
また、反射式天体望遠鏡には、注意すべき点が主に二つあります。
一つ目の注意点:焦点が狂う
一つ目が、焦点が狂うということです。
このため、焦点を合わせるための作業をする必要があります。
この焦点をあわせるのは、かなり困難で、
相当の経験をつまないとできないと思います。
この点でも、子供や初心者には難しいでしょう。
二つ目の注意点:鏡筒内の温度と外気の温度を合わせる必要がある
二つ目として、
鏡筒内の温度と外気の温度を合わせる必要もありますので、
反射式望遠鏡を外に持ち出して、
すぐに、星座を観測することができません。
これは鏡筒内の空気が、
外気の温度と異なるために、
天体望遠鏡の鏡筒内で空気の揺らぎという現象が発生して、
星座の像が鏡に反射しなくなるためです。
このように、反射式望遠鏡には、
初心者や子供には、取り扱いにくいと思います。
なので、子供に最初に与えるのは、屈折式望遠鏡で、
おもちゃ的な望遠鏡でなく、
口径70㎜以上の屈折式天体望遠鏡が良いと思います。
子供、初心者が買ってはいけない天体望遠鏡のまとめ
いかがでしょうか。
お子さんのための天体望遠鏡を紹介してきました。
倍率に騙されずに、ある程度性能の良い天体望遠鏡を選んだほうが良いということを
わかっていただけたでしょうか!
とにかく、冬は、惑星など、南の空に豊富に見ることができます。
・ 木星
冬の12月ごろの午後8時ごろに、南の高い場所で明るく輝いています。
午前0時には、天頂付近にいます。
天頂は、空気が澄んでいて、一番くっきりと見える場所です。
時間と寒さ対策が可能であれば、きっと、お子さんも感激しくれるでしょう!
・ 土星
1月か2月ごろが時期的に良いと思います。
リングもハッキリとみることができます。
・ 金星
冬は、午後4時ごろに地平線近くにあり、あまり、高くまでのぼってきません。
非常に明るいので見つけやすいですが、天体望遠鏡でみても、明るいだけでそれほど面白みがありません。
・ 火星
非常に微妙ですが、上手くすると、縞模様をみることができます。
かなり、天体望遠鏡を見続けて慣れる必要があるかもしれません。
・ 月
天体望遠鏡では、かなり明るく、まぶしいぐらいです。
なので、三日月など満月でないときが一番観察しやすいです。
クレーターなど影の部分に鮮明に見ることができます。
以上のように、冬は、惑星など、南の空に豊富に見ることができます。
オススメの天体望遠鏡ビクセン ポルタII A80Mfで楽しんでください。
詳しくはこちら→ビクセン ポルタII A80Mf
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